感想文 ディック・フランシス特集!



どうも。
みょこすけです。



今回は本の紹介になります。










皆さんは「ディック・フランシス」という方をご存知ですか?




イギリスの作家でして、これがまたすごい小説を書くんですよ。

(とか言いながら、私はまだ4冊しか読めていません)
(でも、私が読んだ小説はどれも面白かったです)




早川書房編集部より発行された『冒険・スパイ小説ハンドブック』という
海外の冒険小説、スパイ小説のガイドブックにもディックフランシスは何度も登場します。


冒険小説ベスト30のうち


6位 『興奮』(ディック・フランシス)

8位 『利腕』(ディック・フランシス)

20位『度胸』(ディック・フランシス)

22位『大穴』(ディック・フランシス)




これがどれくらい凄いことかというと、
怪盗紳士ルパン・シリーズの傑作である『奇岩城』でやっと23位にランクインしています。



ちなみに、1位は『鷲は舞い降りた』です。











さてさて。


このディック・フランシスさんが何を書いているか。



一言で言うと「競馬もの」です。



私自身も競馬には疎いもので、
競馬場に足を踏み入れたこともありませんが、
ディック・フランシスの作品はイギリスの競馬界について扱います。



いやー、遠い世界ですね。




しかし、ディック・フランシスの腕前によって、
私のような競馬嫌いな人間でも楽しめるような作品に仕上がっています。

(※ 別に競馬を貶めるような作品ではありません)





私が読んだ4冊の中では『利腕』が一番の傑作だと感じました。



しかし、
この作品は<シッド・ハレー>シリーズの2作目なので、
ディック・フランシスに初めて触れる方にはお勧めできません。


(まあ、私は兄に騙されて<シッド・ハレー>シリーズの3作目から読んだんですけどね……)




初めてディック・フランシスを読むなら『興奮』がオススメです!



古き良き冒険小説!

才能あるアマチュアがイギリスの競馬界の悪事を突き止めるために
スパイとして送り込まれる。

不屈の魂で困難を乗り越えろ!





未読の方は是非読んでみてください。



――そして、ディック・フランシスに嵌って『利腕』を――




ではまた次回。

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デジタルとアナログ


どうも。
みょこすけです。



前回の記事がそこそこ好評だったようで嬉しいです。
読んでくださりありがとうございました!




調子に乗って、「デジタルとアナログ」の続きを書きます。











①、小説のデジタルとアナログ



突然ですが、小説にもアナログとデジタルがあります。



「紙の本」と「電子書籍」です。



十年前は大真面目に「電子書籍が紙の本を駆逐する!」と叫ばれていました。
(今でもたまーに耳にしますね)




で、実際どうなったのか?





確かに、紙の本は市場を縮小しました。


「緩やかに滅んでいる」と悲観する方もいます。
これからどうなるのかは予想しづらいですが、厳しい見通しが続くでしょう。




しかし、反面!!



電子書籍は紙の本の市場を喰らい、破竹の勢いで成長してーー













いましたっけ?



電子書籍
(↑電子書籍利用率の推移)




上のグラフはスマホやタブレット所有者を対象とした
電子書籍利用率の推移だそうです。




見ての通り、そこまで爆発的に増えているわけではありません。


それでも「電子書籍! すごい! すごいんだ!」
騒ぎたくなる要素がないわけでもありません。




広告規模
(↑無料マンガアプリ広告市場規模)







ちなみに

DMMのデータによると、2016年の(有料の)電子書籍利用者は全体の16.5%
前年の2015年の17.2%より、0.7%減っています。






うーん? おかしいですね?



アナログが敗北したのに、デジタルが勝利していない?






アナログから去った人々はどこへ消えてしまったのか?










②、TCGの話



ここでTCGに話を戻します。




最近ではアナログTCGの市場縮小が叫ばれています。



実際のところ、厳しい現実が続いているようです。
(私は東京片田舎に住んでいるため、感覚的には分かりません)
(ただ、他所の話を聞いていると大変なんだなと胸を痛めます)




(誰か最近の具体的なデータください)



アナログが敗北した。






おそらく、これからはデジタルの時代だと叫ばれている。


アナログはデジタルに取って代わられるだろうという予想も聞こえてくる。








これ、知ってる! 
進研ゼミでやったところだ!






電子書籍の黎明期と同じじゃん!









そういえば、
家庭用据え置き(コンシューマー)ゲーム業界も年々規模縮小しているらしいですね。







……みんなぁ、どこへ消えちまっただぁよ……












③、回答編(1)




市場縮小の原因のひとつは少子化です。


日本の人口ピラミッドを見てください。


人口ピラミッド2016





20年前に比べて子供の数が半減しています。


これでは様々な市場が縮小して当然でしょう。
(特に若者向けのコンテンツは苦しいはずです)




未来に期待。















④、回答編(2)



今度は伸びている若者向けコンテンツを見てみましょう。




はい。
皆さん御存知の通りです。





スマホゲームです。




ソシャゲ2016







……はい。



私が探し求めていた「消えた人々」はここにいました。










⑤、まとめ






どないせいっちゅうんや!!





まず、「産めよ増やせよ」から始めて、
それからソシャゲを相手に戦わないといけない。


当然、育児のためには安定した基盤が必要となるわけで、
そのための労働時間の縮小も必要となり、そのためには、そのためには……




……はい。



視野を広げると、問題は急激に難しくなります。




これなら単純に「アナログはデジタルに負けた!」と主張したほうがラクですね(笑)












デジタルTCGとアナログTCG



どうも。
みょこすけです。



デジタルTCGとアナログTCGを比較する記事を
書こうとしたら空中崩壊しました。


なので、


今回はかなり端的に、直接的に短く書きます。










デジタルTCGの利点



①、マッチングの良さ


これこそオンライン最大の強み。

逆に、マッチングの悪さゆえにアナログを引退する場合も多い。
プレイヤー人口の分布によってはアナログでも問題にならない場合もある。

一時期の遊戯王が良い例。





②、適正なプレイングと、ジャッジ完璧さ


(バグを除き)デジタルのジャッジはミスを犯さない。
(基本的に)プレイヤーも適正なプレイしか行えず、(基本的に)不正は起こりえない。


誘発忘れや過剰なドロー、宣言の有無などで揉める心配はない。


(ただし、その場でジャッジにルールを確認することができないため、不自由することもある)






③、デッキの組み換えがラク。


これまた非常にデジタルらしい長所。

似たようなデッキをいくつ組もうが、
同一のカードを大量に確保しなくて良い。(株として扱う場合は別)


ストレージを漁ることなくササッとカードを探せるのも便利。







④、カードの変更がラク


端的に言うと、ナーフが簡単。


アナログで禁止を出したら、カードがゴミに代わるけど、
デジタルなら禁止カードを別のカードに変換できる。

だからってテキトーにカードを作るのはNG




システム的には上方修正だって簡単にできるはずだけど
今のところそういう話はほとんど聞かない。

未来に期待。









アナログTCGの利点



①、複雑な動きが可能


アナログでやっている何気ないやり取りも
デジタルに変換すると、実はけっこう面倒くさかったりする。

(システムの自由度が高ければ高いほど)TCGでも似たようなことが起こる。



MOが良い例。


デジタルTCGでも複雑な動きが再現不可能なわけではない。


しかし、その作業は煩雑になる。


最初の数回であれば楽しめるものの、
何度も行ううちに喜びも味わいも失せて、ただただ退屈でつまらない作業と化す。
(感覚的に分からないひとはMOで無限コンボを組んでみよう! 人差し指が死ぬ)


複雑な動きが可能か否かは
カードデザインの自由度の高さにも色濃く影響する。




技術の進歩によってデジタルが改善される可能性も高い。

未来に期待。








②、1マッチが長い


一見デメリットに思えるメリット。


楽しい時間を長く過ごせる!


これが利点でなくて何なのか?


対戦時間が短ければ短いほど良いなら
最初からTCGをやるべきではない。対戦相手にも失礼だ。









③、相手と関係を築きやすい


1マッチが長く、さらに多くのやり取りを行う。


おかげで、自然と関係を築きやすい土壌ができる。



あくまでも、土壌は土壌だから、
その上で遊んでいる人間によっては土壌の良さも台無しになる。






みんなも紳士的に遊ぼう!






感想文を書く難しさ


半袖を仕舞ったり出したりする今日この頃。




どうも。
みょこすけです。




残暑が続いていますね。










今回は本来、『先輩とぼく』に関する感想文を書く予定でした。




ただ、まあ、実際に読み終わってみて
「可もなく不可もない。おもしろかったけど、フツーの作品だなぁ」
という感想ばかり浮かんできてしまったので、そちらの記事は諦めました。




感想文を書くためには、その本に心を揺さぶられる必要があります。











「読書感想文の書き方」なる小手先の技も
ちょくちょく耳にしますが、そんなものは邪道です。しゃらくさい。



まず本を読んで、感想文を書きたくなる本と出合ってください。



「”撃ってから狙う”のでは順番が違う」のです。
(↑上の言葉は映画「アイアンマン」の中に出てくるセリフです)







『先輩とぼく』は私の心を揺さぶらなかった。





残念ながら、そういうこともあります……




私の至高の小説



どうも。
みょこすけです。



週に2冊というペースを維持するのもなかなか難しいものですね。
(と言いつつ、漫画を読み漁っております……)







さて。




今回は気合の入り方が違います。











今回は、私が出会った中で最高の一冊を紹介します。





『ひかりのまち』(長谷川昌史)




ひかりのまち








(※ 注意 ) この紹介文は個人の思い入れが強く反映されています。
        万人がこの本を至高だと感じるはずだ!とは最初から考えておりません。

        それでも、私にとってのベストはこの一冊です。







まず、この本のあらすじから紹介しましょう。





6年前に失踪した優秀な兄に強いコンプレックスを抱く主人公の青年ネムリ。

彼は閉ざされた村での日々の生活に疑問を抱きながら、
父との衝突を避けつつ、友人たちと楽しく学校生活を送っていた。


しかし、保健室の新しい医務員ディネと出会い、6年前の事件を調査し始める。

――兄の痕跡、母の血脈、軍の策略、村に隠された秘密――




最後はド派手な演出から燃える展開が繰り広げられます!!

興奮必死!!










良さ① 芸術的な文章





まず、文章が巧いんですよ。


本当に憎らしいほど巧いです。
読みやすいだけでなく、芸術的に美しい……


質の高い文章とはこういうものか!と痛感させられます。





小説マニアとしてはこの芸術的な文章だけでも眼福です。










良さ② 痛いほど感情移入できる主人公







キャラクターもまた素晴らしいです!!



まず何より主人公の青年ネムリがすごく良い。






突き抜けて優秀だった兄と比べると物足りないけど、
周りの生徒たちと比べると、頭ひとつ飛び抜けている。


越えるべき壁はどこにもないのに、兄の影には手が届かない。


もちろん兄を越えるためにこっそり訓練するけど、
いつまで経っても兄の幻影を倒せない。
このモヤモヤを抱えたまま日常を過ごしていく……

当然、一般人からは少し離れた人物として描かれます。


妬まれたり、憧れられたり、惚れられたり、怒りを向けられたり……


どんな感情を向けられても、自分と兄を比較して
「いやいや。僕はそんな大したことないよ」と自嘲する。







分かりますか? この感情。






私も「まあ、天才だから」というセリフが口癖の兄を持つ身なので痛いほど分かります
自分が努力して成長しようが、向こうの成長のほうが圧倒的に速い。


時間が経てば経つほど差が広がる。


苛立たしいことに倒すべき悪人はいない。
ただただ必死に足掻きながら、自分の無力さを呪う日々。


兄に怒りを向けても、困ったやつだと肩をすくめられるだけ。
そもそも兄は自分を競争相手として見ていない。
しかし、周囲の人々は容赦なく私と兄を比較する。

友人に兄を褒められて、心中で舌打ちする自分の醜さがイヤになる。


好きだった先輩に告白してOKもらって
「やった! やった!」と小躍りする自分の隣に
「俺じゃなくて兄だったら、先輩ももっと喜ぶんだろうな」と冷めた溜息を吐く自分がいる。



勉強も、運動も、友人関係も、恋愛も
みんなうまく行っているはずなのに、灰色の青春としか感じられない。







そういった灰色の学生時代を過ごした方は、
きっとネムリ青年の姿をみて、血を吐くほど彼を応援したくなるはずです。










良さ③ 怒涛のラスト





他所様のレビューを拝見するに、
ラストのストーリー展開に不満を持たれた方が多いようです。




ナニ言ってんのさ!




モノがモノだけに詳しく書きませんが、
伏線回収ラッシュから怒涛のストーリー進行!!



生温い解説や説明なんてもってのほか!!







ヒヤッとするような身の危険を感じながら全力で走ったことがありますか?
そのとき、どんな光景が広がっていましたか?


景色は目に映れど、頭は理解できず。



――いや、そうじゃない。



理解できないのではなくて、そんなものに構っている余裕はない。
パニックになった脳内は驚くほど白くて、後で振り返っても笑っちゃうくらい何もない。
せいぜいあって切り絵のような断片的なイメージだけ。



そういった感覚を文字に起こして、物語に埋め込む。




これは凄まじい高等技術ですよ。



終盤のシーンでは、そういった超絶技巧が
他にもいくつも組み込まれていて、信じられないくらい盛り上がります。




是非、読みましょう!!
















いやー、書いた書いた。
これでもかってくらい好き放題に書きました(笑)





当然のことながら、この記事の文章は個人的な感覚に基づくものです。



万人が同じように感じるわけがありません。




あのとき、あの場所で、この私がーー
――家出して学校で寝泊まりしていたときに、孤独な文芸部室で、兄にコンプレックスを持つこの私が――先輩から贈られたこの本を手に取ったから、これほど心に響いて惚れこんだのでしょう。





それでも私は胸を張って言います。




『ひかりのまち』は最高の一冊です。




皆さんも読みましょう! 素晴らしいですよ!


プロフィール

みょこすけ

Author:みょこすけ
立川あたりで活動するTCGプレイヤー。雑食派。小説を書いたり書かなかったり……。その他の趣味としては、TRPGやボードゲームが大好き。

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